電気代節約【前編】~現状を把握する~
燃料費の高騰が我々庶民を苦しめている昨今、
節約をするなら電気代と向き合うことは避けては通れない。
去年一年間は電気と真剣に向き合い
不要なものだけを削ぎ落すことで
生活の質を維持したまま平均値より随分安く済ませることができた。
この一年で得た知見をここで共有したい。
家族構成や地域によって最適解は異なるが
基本の考え方は参考になるはずだ。
↑2022年度の私の電気代。なお東京都での一人暮らし。在宅勤務でほぼ家にいるしPCは超使う。
STEP1 現状を把握する
あなたは先月の電気代がいくらだったか把握していますか?
「電気代がどれくらいか分からない!見てない!」
という人のなんと多いことか。
みんななんだかんだと言いながら
出ていくお金に無頓着でいられるくらいには裕福なのかもしれない。
だが無駄を削ると決めたのなら、まずは現実に向き合おう。
現在契約しているのが何電力であれ
ひと月分の使用量と請求額が書かれた明細は必ず見ることができる。
できれば過去一年分見て、自分の傾向を掴むと良い。
(紙を捨ててしまったのであればウェブサイトで確認できる。)
さらに大事なのは、
自分の生活の中で何に多くの電気を使っているのかを把握することだ。
これを見るには日ごと・時間ごとに使用量の推移を確認するのが良い。
契約している電力会社がアプリなどで使用量が確認できるなら
開いて考察してみよう。
もし現在契約している電力会社にその機能がないのなら乗り換えを考えるべきである。
それくらい重要な機能だ。
↑私はソフトバンクの自然でんきを契約している。アプリではこのように日ごと・時間ごとに何kW使用したかが細かく分かってとても便利。
使用量を見て何が考察できただろうか。
初めて真面目に使用量を観察した人はおそらく、
電気代の王様はエアコンであることに気づくのではないだろうか。
浴室乾燥を利用する人は浴室乾燥も同様だと気付くかもしれない。
使用時間が短い分だけ総量は少ないが実力(使用量)はエアコンに並ぶので
こちらも王を名乗る資格があるかもしれない。二重権力状態。
そう、とにかく「温める」「冷やす」系の家電や設備は
べらぼうに電気を食うのだ。
逆に縦型洗濯機の電気代など微粒子レベルで認識できないくらいだと思う。
何が電気を食い、何はそうでもないのか。
その原則を頭に入れておくといろいろな場面で応用が利くため
次回はそれを解説したい。
中編に続く。
【おまけ】
電力会社見直しには触れないんか~いと肩透かしを喰らった方が居たらすみません。
比較サイトは山ほどある上に、今はどこを選んだって普通に高いので
ここでは特に扱いません。
ガスやネット回線とセットで割引になる会社、理念に共感できる会社などを
好みで選ぶと良いと思います。